9・27の世界挑戦が消えた 松本流星vsクセが中止に、王者は11・28中国でシュ・テンシンとV1戦へ

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9月27日のトヨタアリーナ東京、井上拓真vs那須川天心2のアンダーカードって、世界戦がずらっと並んでいて本当に豪華だったんですよね。その中の1本、松本流星のWBC世界ミニマム級挑戦を楽しみにしていた方、けっこう多いんじゃないでしょうか。私もそのひとりでした。

ところが、その一戦が無くなってしまいました。

王者シヤクホルワ・クセ(南アフリカ)のマネジャーを務める元WBA・IBF世界スーパーフェザー級王者ブライアン・ミッチェル氏が、9月27日の松本戦は「もう行われない」と明言。代わりにクセは11月28日、中国で同級6位シュ・テンシン(中国)を相手に初防衛戦を行うことになりました。中止の理由については、現時点で公式な説明は出ていません。

松本流星

🥊 松本流星(帝拳ジム

※クセ選手は単独の実写画像が確認できなかったため、今回は掲載を見送っています。

🥊 変更後の試合情報

項目 内容
中止になった試合 9月27日 トヨタアリーナ東京
WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
クセ vs 松本流星
新たに決まった試合 2026年11月28日 中国
タイトル WBC世界ミニマム級正規王座 初防衛戦
対戦カード シヤクホルワ・クセ(南アフリカ/王者)
vs シュ・テンシン(中国/WBC6位)
中継 SuperSport(南アフリカ)で生中継

🥊 松本流星は、どこへ向かうのか

松本流星は28歳、兵庫県高砂市出身のサウスポーで、身長160センチ。アマチュアで92戦77勝15敗、全日本選手権と国体を制してから2023年2月にプロデビューしました。

プロでの歩みが本当に速くて、7戦目の2025年9月14日に高田勇仁を破ってWBA世界ミニマム級レギュラー王座を獲得。2026年3月15日の再戦でも勝って初防衛に成功しています。ここまで8戦全勝(4KO)、まだ一度も負けていません。

ただ松本は、その王座を2026年6月1日にあっさり返上しました。所属ジムを通じて語った理由が「団体の枠にとらわれず強い相手と戦っていきたい」というもの。持っているベルトを手放してでも、より強い相手と、より大きな舞台でやりたい——その決断の先にあったのが、今回のクセ戦だったわけです。

だからこそ、この中止は痛い。返上という強気なカードを切ったあとの一発目が消えてしまった格好で、次にどこへ向かうのかは現時点で公式な発表がありません。ちなみに松本が「憧れのボクサー」として挙げているのは小國以載。同じ階級で名前を上げていく、というシンプルな野心の持ち主です。

🥊 王者クセと、代役に滑り込んだシュ・テンシン

クセはまだ23歳。南アフリカ・東ケープ州ムダンツァネの出身で、戦績は10勝(4KO)3敗と、世界王者としては地味な数字に見えます。ところが今年5月16日、エンペラーズ・パレスでメルビン・ジェルサレム(フィリピン)を12回判定で下してWBCのベルトを巻きました。ムダンツァネから出た初めてのWBC世界王者で、南アフリカ全体でも4人目という快挙です。

その初防衛の相手になったシュ・テンシンは29歳で、17勝(14KO)1敗。KO率がとにかく高い。元WBCアジア・シルバー・ライトフライ級王者で、現在はWBOグローバル・ミニマム級王者。しかも今年5月9日にはフィリピン・セブでIBF世界同級挑戦者決定戦を12回判定で制し、IBF王者ペドロ・タドゥランへの指名挑戦権まで手にしています。要するに「代役」どころか、普通に強い相手です。

もともと中国・深センのジムにいましたが、現在は北京と上海に拠点を持つM23ボクシングクラブに移籍。そこで一気にこのチャンスを引き寄せました。

日本での防衛戦が消えて、代わりが中国か。ミニマム級の主戦場が日本とフィリピンだけじゃなくなってきてるってことだろ。シュってやつは17勝14KOだぞ、なめてかかったらクセの方が飛ぶ。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
え、そうなんですか? でも松本選手、せっかくベルトを返上してまで挑んだのに…かわいそうすぎませんか?

かわいそうで済ませんな。ボクシングは相手がいて初めて成立するんだ、こういうことは普通に起きる。大事なのは次にどう動くかだろ。8戦全勝で28歳、時間はあるようでない。甘えてる暇はねぇぞ。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
なるほど〜! じゃあ9月27日の他の世界戦は、ちゃんとやるんですよね?

🎤 関係者の言葉

「クセの日本での試合がなくなるのではないかと心配していたが、(ゴールデングローブのCEO)ロドニー・バーマンがすぐに動いて、11月28日に中国でシュと防衛戦をやると伝えてくれた」
—— ブライアン・ミッチェル(クセのマネジャー/2026年8月20日)

「獲った年のうちに防衛できるのがうれしい。自分が世界王者にふさわしいことを、自分自身に証明しないといけない。何があっても、世界タイトルは持ち帰る」
—— シヤクホルワ・クセ(2026年8月20日)

🥊 坪井智也vsマラジカは予定どおり

気になる9月27日の残りのカードですが、同じ南アフリカ勢のリカルド・マラジカと坪井智也によるWBC世界スーパーフライ級王座決定戦は、予定どおり開催されるとミッチェル氏が明言しています。

おもしろいのは、クセとマラジカがどちらもエデンベール(南アフリカ)のブライアン・ミッチェル・ボクシング・アカデミー所属で、マニー・フェルナンデスという同じトレーナーに教わっているということ。「うちの2人が同じ興行で戦う」と喜んでいた矢先に片方が消えた、というのが今回の顛末なんですよね。ミッチェル氏本人が「一つのドアが閉まれば、別のドアが開く」と語ったのが、なんとも百戦錬磨という感じがします。

📝 管理人の予想

11月28日のクセvsシュ・テンシンは、シュのKO勝ちを予想します。信頼度は○。クセは判定でしぶとく勝ち切るタイプで、ジェルサレム戦も11回にダウンを奪われながら押し切った試合でした。対するシュは17勝のうち14KO。ホームの中国で、しかも代役で回ってきたチャンスとなれば、初回から仕留めにいく可能性が高いと見ています。中盤以降のストップ勝ちが濃厚ではないでしょうか。
そして松本流星については、この中止を「回り道」で終わらせないでほしい、というのが正直な気持ちです。王座を返上してまで強い相手を選んだ人なので、次のカードはむしろ楽しみに待ちたいところ。

📌 まとめ

9月27日にトヨタアリーナ東京で予定されていた、WBC世界ミニマム級王者シヤクホルワ・クセvs松本流星が中止に。クセは11月28日、中国で同級6位シュ・テンシンと初防衛戦を行うことがマネジャーのブライアン・ミッチェル氏から発表されました。中止の理由は現時点で公式には説明されていません。8戦全勝の松本にとっては、6月に王座を返上してから最初のビッグマッチが消えた形。同じ興行の坪井智也vsリカルド・マラジカは予定どおり行われます。

楽しみにしていた一戦が消えるのは、ファンとしてはやっぱり寂しいです。でも松本流星はまだ無敗で28歳。次にどんな名前を持ってくるのか、続報が入り次第この記事でも追いかけていきます。

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